「どーせ4.0と使いまわせるだろ」と思っていたら
望外に面倒だったのでメモしておきます。
使ったのはFirefox-6.0.1。
○最新版yasmの導入
4.0ではDebian/Squeezeのyasm-0.8.0でも問題ありませんでしたが、
5.0以降ではyasm-1.1.0以上でないとconfigureで弾かれます。
こちらから http://yasm.tortall.net/
コンパイルしてyasmの実行ファイルにパスが通っていれば
make installまでしなくても問題ありません。
アセンブルコードの最適化に使っているだけなので。
○l10nの日本語パッケージの導入
4.0の時はl10-centralのリポジトリからダウンロードしてきましたが、
最近はどうも別の所に保存しているようで、l10-centralは
しばらく更新はされていないようです。
・Mozilla HG-repository http://hg.mozilla.org/
l10nのHGサーバにある、リポジトリレイアウトから
releases/l10n/mozilla-releaseあたりを選んでください。
好みでbetaとかauroraでもいいかもしれません。
選んだ先の、tagsからFirefox6.0.1-releaseを選びます。
この時点でのチェックアウトしたファイルのクローンアーカイブを
保存します。
あとは4.0で行った通りにビルドすれば自前ビルド版
Firefox6.0.1(ja_JP)のtar.bz2が出来上がります。
ちなみにmozjaのhgサーバからmercurialクライアントを
使用してl10n日本語パッケージのローカルクローン取得も
できます。(ただし未確認です)
・mozja(Mozilla Japanese Localization)
なぜ日本語化ファイルの取得に面倒な手順を踏んでいるかというと、
mozilla-releaseでもauroraでもbetaでも、最新のアーカイブ取得だと
ベータ版(?)のリビジョンのものを落としてくるため、
ビルド時に足りないファイルが出てくるためです。
リポジトリによって足りないファイルが違う上、補完しようとしても
互換性がないため、実行時にxmlパースエラーが発生します。
なのでしっかりFirefoxのバージョンに合わせたl10nのリビジョンを
明示的に指定して落とさないとうまくビルドできないという状態でした。
(ちなみにこのあたりが一番苦労した所)
それでもって6.0.1を無事にビルドできたわけですが…
あれ、もうリビジョンに6.0.2のタグがある…
再ビルドは近そうです。(笑)
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