高速リリースサイクルとはいえ6週間早すぎ(笑
いちいちソースアーカイブをとってからビルドするのも
面倒な気がしてきたので、バージョン管理システムを
利用したやり方で今回はビルドしてみた。
6.0でも少し触れていたけども、mozillaのソースコード管理は
今はmercurialというソフトで行われており、cvsやgitと同じような
コマンドで操作できます。
コマンドラインで操作する場合は
mercurial mercurial-common
GUIで操作したい場合は
tortoisehg
をインストールします。
◯firefox(release)のソース取得
firefoxの開発ブランチは
Nightly→Aurora→Beta→Release
と4つに分かれており、安定版はReleaseとなります。
今回はこのReleaseを使ってビルドしていきます。
・開発クローンの取得
$ hg clone \
http://hg.mozilla.org/releases/mozilla-release/ firefox-release
firefox-release以下にtarボールと同じようなソースが
コピーされます。
$ cd firefox-release
$ hg tags
とするとタグとリビジョン番号の対応が確認できます。
もし特定のバージョンにロールバックしたい場合等はこれを
参照してリビジョン番号を指定して変更できます。
クローンの際や更新の場合には最新版を示すtipタグの
リビジョンで保存されます。
◯日本語パッケージの取得
日本語パッケージもhgで管理されてます。今回は公式のl10n/releaseから取得したものを使いました。
$ hg clone \
http://hg.mozilla.org/releases/l10n/mozilla-release/ja/ l10n/ja_JP
こちらもほぼ同様です。.mozconfigにランゲージパックのパスを
間違わずに設定して下さい。
◯ツールの追加
yasm-1.1.0以上なのは前回と同様で、
今回はtarボールではなくmercurialから直接DLしてきているので、
Makefileの作成のためにautoconf/automakeが必要になります。
デフォルトのautoconfではなく、autoconf2.13が
明示的に必要なので注意して下さい。
あとは以前と同じようにビルド・アーカイブ化するだけです。
tagsとかをよく見てみると…
バージョン7.0.1 (笑)
というわけでhgで最新版を取得すると7.0.1になりました。
7.0.0にしたい場合はリビジョン指定して変更して下さい。
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